CENTURY AUTO SHOWROOM

千葉県松戸市を拠点とするトータルカーショップ、センチュリーオート。新たなショールームの空間ディレクション及び家具デザイン、制作監理をSHUTO/が担当。未来を想起させる車体の展示を引き立たせるため、本プロジェクトのために数週間掛け錆を生成させた外装用鋼材を家具に採用、そのコントラストにより空間を構成した。
家具は一才の固定部材を用いることなく、ダイナミックに切り込んだスリットにガラス天板が差し込まれている。鋼材の曲げ加工のみで強度を保っていることから、まるで天板がスリットの奥へと消え入るような幻想的な家具が完成した。本物の錆が持つ、まるで昔から存在するようなその表情は空間との親和性を生み、ガラスとのコントラストが家具ひとつひとつの完成度を高めている。